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夏のお肌のお手入れ

うっとしい梅雨が終われば、太陽が光り輝く夏本番です。5月に次いで紫外線量の多い この時期、みなさんはお肌の手入れに苦労されていることと思います。夏は黒く、冬は白 く、なかなかそんなにはうまくいかないものです。日焼けのしすぎにご注意を。  
この時期、猫も日焼けするのでしょうか?答えはNoです。でも強い太陽の光が猫にい いわけがありませんので、この時期の猫のお肌について考えてみましょう。まずは紫外線 の影響から。


光線過敏症(日光性皮膚炎)

猫は、本能的に日中は日陰にいて強い紫外線に当たらないよ うにしています。でも何かの都合で長期間紫外線にさらされていると、数は少ないですが 光線過敏症を発症してくることがあります。発症部位はほとんどが耳の先端です。ここが 一番毛が薄く直接紫外線の影響を受けやすいためだと思います。病変部は、かさかさして いてふけっぽくなっていて、ひどくなってくると周辺部が脱毛を始めます。強烈ではあり ませんが痒みも伴います。治療は、日に当てないことです。ひどい場合はステロイド剤を 使用します。どうしても外に行く場合には、人間用のサンスクリーンを塗ってやります。 墨を塗ったり入れ墨をすることで直接皮膚に紫外線が当たらないようにする方法も行われ ているようです。山岳地帯では、積雪による反射で紫外線が増幅され、冬から春にかけて の発症もありますからご注意を。


虫さされ

光線過敏症と間違えやすいのが、蚊による虫刺されです。猫が蚊に刺されてかゆ がるのも、ほとんどが耳の先端です。やはり毛が薄いのが原因です。蚊による場合は赤く 腫れてものすごくかゆがります。しょっちゅう刺されていない限りふけっぽくなることは ないようです。掻き壊すほど気にしていない限り、ほっといて大丈夫です。ものすごく気 にして、常に耳をねかしているようなら獣医さんに処方してもらってかゆみ止めを塗って ください。  
この時期の、虫さされで問題なのはなんといってもノミです。猫が、全身をしゅっちゅ うなめたり掻いたりしていたら要注意です。毛を分けてよく観察してください。簡単に見 つかるようならかなりのノミが寄生していると思ってください。そしてそのノミはお宅で 繁殖しています。30度を越す気温の中ではノミは、長時間生きていけません。ですから野 外での繁殖はほとんどありません。今はいいお薬がありますから、本誌6月号を参考にし て獣医さんに相談してください。


スタットテール

雄猫の、尾の付け根から尾にかけて油っぽくなることを指していますが、 気温の上昇とともに臭いが強くなります。雄猫は、この臭いを取ろうとして毛づくろいを 一生懸命にやります。当然毛づくろいのやりすぎは毛球症の原因になります。
ですから尾 の付け根がピカピカ光っていたらシャンプーしてあげてください。ふつうのシャンプーで はとれにくい場合には、その場所だけご家庭の台所用洗剤を薄めて使ってください。きれ いになるはずです。

動物は、本能的に強い紫外線を避けていますが(例外は人間だけ。わざわざ強い紫外線 に当たって火傷しにいくぐらいですから変な動物です。)何らかの原因で長時間さらされ ているといろいろな影響が出ます。紫外線も適度には必要ですが、過ぎたる及ばざるがご としです。十分に気を付けてください。


 
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